
TOPICS一覧
テニス肘
手三里
【取穴方法】
肘を曲げた時にできるしわの外側の端から指三本分手首側
【効果】
テニス肘、肩・腕の痛みや痺れ、胃腸の不調など
手三里はテニス肘というスポーツ障害の際によく使われます。
テニス肘とは別名上腕骨外側上顆炎と呼ばれ、名前の通りテニスやバドミントンなどのラケットを使う競技で多く見られるスポーツ障害になります。手首を返して打ったり、バックハンドで打ったりを多く繰り返しオーバーユースによりテニス肘になることが多いです。日常生活の症状としては物を持ち上げたりタオルを絞ったりした時に肘の外側が痛むといったものになります。
テニス肘で主に痛む筋肉として短橈側手根伸筋の起始部が痛むことが多いとされています。この筋肉のところに手三里はあるためテニス肘の際によく使うツボになります。
テニス肘になった際のセルフケアとしては手三里を指圧してもいいですが、強く押してしまうと違和感などが残りやすい場所になっておりますので、ストレッチがおすすめです。
ストレッチは肘を伸ばした状態で手の指を反対の手で手のひら側の手首に向かって心地よいくらいの強さで引っ張るとテニス肘には効果的なストレッチになります。
八邪
八邪
【取穴方法】
手の指の間、水かきのところ、手を軽く握りポコッと出る骨と骨の間
【効果】
歯の痛み、頭痛、手の冷えや痛み、脳梗塞後遺症
八邪は歯の痛みに効くと言われています。
よく使われるのは手の冷えなどでお灸をするとかなり効果があります。
八邪は脳梗塞の後遺症などにも使われます。脳梗塞の後は手にしびれが出るので、刺激を与えてあげることによって症状の緩和を目的とします。
手の冷えに関してはセルフケアでマッサージをしてあげることで効果が期待できますので是非一度お試しください。
寝違えのツボ
後渓
【取穴方法】
手の小指側、手を握った時にポコッと出っ張るところ、手を握った時にできるしわの先端
【効果】
寝違え、肩こり、目の疲れ、頭痛
後渓は首が回らないときや動かないときによく使われます。
後渓に5分ほど鍼を刺して置いておくと首を横に倒す動き(側屈)、首を回す動き(回旋)の可動域が増加したという研究もあります。
寝違えなどの急性の痛みではセルフケアで首の筋肉を揉んだりしてしまうと悪化してしまう可能性もあります。そのような時に後渓を押してあげると寝違えの症状が楽になったりもするので、是非一度お試しください。
大椎
大椎
【取穴方法】
下を向いた時に一番出っ張る首の骨の真下
【効果】
首・肩こり、 風邪、喘息
大椎は温めてあげたり冷やしてあげたりするのがセルフケアとしておすすめです。
大椎を冷えたペットボトルやタオル、保冷剤などで冷やしてあげると体温を下げてくれる効果があります。最近はかなり暑くなってきているので、熱中症予防にとても有効です。冷やしすぎには注意してください。
また、風邪などで寒気がありましたら温めてあげるのが効果的です。暖かいシャワーやカイロ、ホットタオルやドライヤーの風で温めてあげてください。
光明
光明
【取穴方法】
足の外側、外くるぶしから親指の指幅5本分上、足の外側の骨際(前方)にあります。
【効果】
眼精疲労、足のむくみや疲れ、膝痛
光明は足にあるツボなのですが、目にとても効果があると言われています。「明」と名前が付くツボには視界を明るくする効果があり、光明のほかに晴明、翳明などがあります。光明を刺激すると目のまわりの血流量が増加するといった研究結果もあり、目の疲れなどにはとてもいいツボになっています。
セルフケアとして指圧でゆっくり押してあげるか、お灸で温めてあげるのがおすすめです。
三陰交
三陰交
【取穴方法】
内くるぶしから指4本幅上、骨の際
【効果】
生理痛、生理不順、足の冷えやむくみ、シンスプリント
三陰交は婦人科疾患に対してよく使われます。生理痛や生理不順などに効果が期待されるので女性にとってすごくおすすめのツボになります。
シンスプリントとはスポーツ障害の一つで、オーバーユース(使いすぎ)によって起こります。シンスプリントで三陰交の場所が痛むことが多く、そのような症状の時にも使われます。
セルフケアとして生理痛などでお困りの方は三陰交を気持ちのいいくらいの力加減で指圧をしてあげると軽減される可能性がありますので、是非一度お試しください。
足の冷えが気になる方は三陰交をお灸や蒸しタオルで温めてあげましょう。
中脘
中脘
【取穴方法】
みぞおちとおへそを結んだ線のちょうど真ん中
【効果】
胃の痛み、食欲不振、胃もたれ、便秘
中脘は胃の代表的なツボで、胃の症状全般に使われ胃腸の調子を整えてくれるツボになります。
お腹が痛い時など無意識のうちに中脘をさすったりしていると思います。
セルフケアとして、指圧もありますが満腹時やお腹が痛い時などに指圧をすると気持ち悪いかと思います。
このようなときはカイロや蒸しタオルなどで温めることをおすすめします。
お腹が痛い時に中脘を温めて頂くと痛みが和らぐことが多いです。
耳介療法
耳介療法とは、耳にあるツボに刺激して体の不調を整える療法です。
耳介療法でよく言われるのが、耳つぼダイエットになります。耳のツボを刺激することでストレスや、食欲を抑制することでダイエットに効果があります。耳のツボだけでダイエットはできず、食生活の見直しが必要になりますが、ダイエットのしやすい環境づくりに効果が期待できます。
耳介療法はフランスの医師のポール・ノジェ博士によって創始されました。アメリカなどではコカイン依存症に対する治療法として、多くの薬物更生施設で耳介療法がおこなわれています。
耳を気持ちのいいくらいの力加減で揉んであげるとストレスなどに効果が期待できますので、ストレスを感じた時や落ち着きたい時などにセルフケアとして耳を揉んでみて下さい。
印堂
印堂
【取穴方法】
眉間の中央
【効果】
ストレス、不眠、目の疲れ、頭痛、鼻水、鼻づまり
印堂は眠れないときやストレスを感じている時などにマッサージをして頂くととてもいいと言われています。
鼻づまり、鼻水の時と頭痛の時で鍼のうつ向きなども変わってきたりするので、少し変わったツボになっています。
陽陵泉
陽陵泉
【取穴方法】
足の外側、ひざ下の外側に出っ張った骨がありその斜め前下方にあります。
【効果】
足のだるさ、むくみ、ひざの痛み、筋肉のひきつりなど
ツボには八会穴というそれぞれの症状の特攻穴のようなものがあります。陽陵泉はその八会穴の筋会にあたります。筋会は筋肉にかかわる症状に使われ、筋肉疲労や筋肉痛、筋肉の引きつりなど筋肉に対して様々な効果が期待できます。
足の疲れやむくみなどにも効果がありますので、感じた際にはぜひお試しください。