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しゃっくり(吃逆)を止めるのに効果的なツボ―【寺澤ポイント】
しゃっくり(吃逆)の止め方
しゃっくりが出るとなかなか止まらないという体験をしたことがあるかと思います。
そんな時に使ってほしいのが今回紹介する【寺澤ポイント】というツボになります。
寺澤ポイント
【取穴部位】
肩甲骨の中央の「天宗」というツボの約3センチ外側
筋肉(棘下筋)のコリコリっとしたところ
【効果】
しゃっくり(吃逆)、胸脇苦満
寺澤ポイントはしゃっくりの特効穴になります。
しゃっくりが止まらない際は自分で押すのは難しいと思いますので、誰かに押してもらいしゃっくりを止めましょう。
寺澤ポイントは胸脇苦満という症状にも効果があると言われています。
胸脇苦満とは脇腹からみぞおちのあたり、左右の肋骨の下に圧迫感があり、押されると苦しいと感じる症状になります。
胸脇苦満にもすごく効果的なツボになりますので、是非お試しください。
手首の腱鞘炎のドケルバン病に対して有効なツボ
ドケルバン病とは
「ドケルバン病」とは手首の腱鞘炎の一つで、親指側に痛みが起こります。
親指を動かした時に痛みが走ったりします。
親指につく筋肉の「短母指伸筋」と「長母指外転筋」が細くなり腱となる部分で「腱鞘」というトンネルを通ります。
この「短母指伸筋」「長母指外転筋」の使いすぎなどで筋肉が肥厚したり、親指の使いすぎで「腱鞘」が肥厚します。
この肥厚により筋肉が動くときに腱鞘のトンネルでの滑りが悪くなり炎症が起こり痛みが発生します。
ドケルバン病に有効なツボ
ドケルバン病に有効なツボとして「列欠」、「偏歴」があります。
「列欠」
親指の付け根の二本の腱(短母指伸筋・長母指外転筋)の間
親指と人差し指の間で両手を交差させた時に人差し指の先が当たるところ
「偏歴」
手首の親指側の窪みから人差し指から小指の4横指分上のコリっと触れる筋肉
ドケルバン病のセルフチェック方法
親指を中に入れた状態で手をグーに握りこみ、そのまま小指側に手首を曲げた時に親指の付け根が痛いとドケルバン病の疑いがあります。
ドケルバン病の原因として使いすぎによるものが多い為まず休ませるということが大切になります。
腰の痛みに関係する「骨盤」の動きや姿勢について
「骨盤」と腰の痛みの関係
まず「骨盤」とは腰のあたりにある骨で上半身と下半身を繋ぎます。
なので、体を支えるために大切な骨になります。
骨盤の形は上の図のような形をしています。
「骨盤が傾くとどうなるか」
よく反り腰と言われるのが骨盤が前に傾いている(前傾)状態になります。
すると、骨盤の上の背骨の腰椎と言われる部分の前弯が強くなります。
前弯が強くなると腰にかかるストレスが増大し腰痛が起こります。
反対に骨盤が後ろの傾くと(後傾)受け腰という姿勢になります。
受け腰になれば腰椎の前弯が減少し真っ直ぐに近い角度になります。
そうなれば、椎間板と言われる背骨の間のクッションに大きいストレスがかかり腰痛につながります。
さらに、ヘルニアを起こす可能性も高まります。
背骨はS字カーブ状になっており、地面からの衝撃などを緩衝する役割があるため緩やかなカーブが重要になります。
腰痛にならないために良い骨盤のポジションを心がけましょう。
鼻水、鼻詰まりに効果があるおすすめなツボ「迎香」
「迎香」
【取穴部位】
左右小鼻の横の少しくぼんだ所
【効果】
鼻水、鼻詰まり
迎香は鼻水や鼻詰まりなどの鼻の症状に対してよく使われるツボになります。
鍼で刺激をすること以外にもセルフで押して刺激を与えやすいツボになります。
押し方として、左右同時に指で気持ちのいい強さで押してあげると鼻がスーッと通るような感覚があると思います。
鼻詰まりは頭痛などにもつながります。
これから花粉症の季節になると思われます。その際に是非迎香をお試しください。
腰痛対策に大切な腹圧のメリットとトレーニング方法
「腹圧」について
「腹圧」とはお腹の中の空間にかかる圧力のことです。
姿勢の維持にとても大切になります。
ただ腹筋をしても腹圧が高まるわけではなく、お腹の周りを囲むようについているいわゆるインナーマッスルと言われる筋肉が適切に働くことで腹圧が高まります。
腹圧にかかわる筋肉に横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋があります。
「腹圧」が弱いとどうなるのか
腹圧が弱い方によくみられるのが反り腰による腰痛です。
腹圧がうまくかかっていないと骨盤が前傾し、腰の骨の弯曲が強くなります。
さらに、腰の骨の前弯が増強するとバランスをとるように胸の骨の弯曲も強くなります。
そして、胸の骨の後弯が強くなることにより猫背になります。
腹圧を高めるトレーニング
腹圧を高めるトレーニングとしておすすめなのが「呼吸」になります。
IAP呼吸法という呼吸法があり吸うときも吐くときもお腹膨らませるように呼吸します。「腹圧呼吸」ともいわれます。
やり方は椅子に深めに座ってもらい、お腹と背中に手を当て膨らむのを感じましょう。
肩を下げたまま息を吐くというのがポイントになります。
腹圧を高めて正しい姿勢、腰痛対策を心がけましょう。